【医療的】治療と予防のメリットデメリット【治療と予防の違い付き】

こんにちは。しんすけです。

 

今日は、予防と病気の大きな違いについて書いていきます。

 

どちらを取るかはその人の自由ですが、選択する上で「判断基準」が必要となってきますので、この投稿を読んだ後にはその基準がわかってもらえると思います。

 

本日のテーマ

予防と治療のメリットデメリット
予防のメリットデメリットを考える
治療のメリットデメリットを考える
まとめ

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予防と治療のメリットデメリット

 

 

先日、僕はこんなツイートをしました。

 

 

これ、けっこう「的を得ている」と思うのですが文字数の関係で5つずつあげてみたんです。

 

ざっくり言うと、予防のメリットは自分の至福や成長にお金が使えるという事です。デメリットは結果に時間がかかるという事。

 

治療(大病後)のメリットは結果が早く出るという事です。デメリットは「毎月」病院にお金が流れるという事です。

予防のメリットデメリットを考える

 

 

 

予防のメリット

予防のメリット・デメリットをもう少し紐解いていきますね。まずは、メリットから。

 

先ほど、僕は予防のメリットは「自分の至福や成長にお金が使える」と言う事と、書きました。

 

これは、どういうことかと言いますと治療をしている人が使っている治療代を、そのまま他のことに使えるということです。

 

一度、大病をすると毎月の診察はほぼお約束になります。もちろん2ヶ月・・3ヶ月と、だんだん期間が長くなる人もいますがほとんどの人が毎月です。

 

そうすると毎月少なくても2,000円〜3,000円は診察台と薬代でかかってきます。年間で2万4000円〜3万6000円です。

 

これに、時々採血を追加されたり・・頭の治療後であれば、初めのうちは半年に1回「CT検査」や「MRI検査」を受けたりします。

 

そうすると+5,000円〜1万円くらいはかかるので年間で1万円〜2万円追加です。合計で年間約5万円・・・。

 

これは、治療代なので治療していない人は毎年5万円を好きなことに使えるということです。10年であれば50万円です。

 

予防をする1つのメリットはここですね。

 

そして、もちろん1番のメリットは当たり前すぎて書いていませんでしたが、自由だということです。

 

例えば、脳梗塞があれば麻痺になっている人もいるかもしれません。心筋梗塞であれば運動の制限が出てくるでしょうし、糖尿病になってしまえば外食も考えないといけません。

 

自由じゃ無いのです。予防によって健康が続くことで、この自由が叶うと言っても過言ではありません。

 

それくらい、予防は人生の幸福感や充実感にとってはパワフルな存在になっていることは明らかなメリットです。

 

予防のデメリット

これは、単純に効果を感じづらいということです。効果を感じなければ人はやる気も出ませんし、持続もしません。

 

これは、予防の大きなデメリットと言えます。

 

それから「予防しても病気になることもあるじゃないか」と言われますが、それもその通りです。しかし、これは他のことでも同じことが言えるのでデメリットでは無いと思っています。

 

僕の考えとして、予防はあくまで「病気になる確率」を下げる手段だと思っています。病気になる確率が80%だったら予防をすることで30%まで下げた!と言えば予防できていると考えます。

 

しかし、これだと30%は病気になってしまう。だから、予防は意味ないと考える人も多いのですが、ちょっと考えてみてください。

 

極端な例で、車のエアーバックを例に出してみましょう。(あくまで例なので、エアーバックは標準装備という話はしないでくださいww)

 

このエアーバックをつけないで事故をすると80%の確率で死にます。しかし、つければ30%の確率に減ります。と言われればあなたはどうしますか?

 

ほぼ、100%の人がつけるのではないでしょうか?

 

なぜです?そもそも、事故にあう可能性が無いかもしれないのに!「30%の確率で死ぬかもしれないなら付けない」って選択肢は、ほぼ出ないと思うんです。

 

つまり「予防しても病気になることもあるじゃないか」は、ここでいう「エアーバックを付けても死ぬことがあるじゃ無いか」と言っているのと同じなんですね。

 

結局、僕が言いたいのはこの世の中には100%は無いですよ!ってことです。それを言い出していたら、予防に限らず何もできませんからね。

 

ですので、僕が感じている予防のデメリットは「効果がわかりづらいこと!」これ一択でいいと思っています。

 

では、効果を感じるために必要なことは何でしょうか?これは、2つあると思っています。

 

予防の効果を感じる方法

1つは採血の検査です。採血ってその時の値だから当てにならないなんていう人もいます。

 

確かに当てにならないものもありますが、基準を逸脱しているかどうか?という、ざっくりとした指標を見るために使えば問題なく採血の値は使えます。

 

そのため、十分な指標になるのですが色々検査すると、2〜3万円くらいはかかります。ですので、時にはいいですがいつもかつもは控えてもいいかなと感じます。

 

2つ目は、身近な値を取るということです。これは、オススメしています。体重、体脂肪、体温、排便状況、眠たくたくなってきた時間などなど。

 

実は、日常生活でも指標を取ることは可能です。ただ、これは知らない人も多くて。ぜひ、日常の目に見える物や数値は気にしてみてください。

 

その違いで、予防できているかどうかは確認できますから。モチベーションになると思います。

 

治療のメリットデメリットを考える

 

 

治療(大病後)のメリット

治療(大病後)のメリットは結果が早く出るという事です。脳梗塞で片麻痺であれば、早い段階で治療することで麻痺が消える人もいます。

 

動かない手や足が数時間に動き出すので、これほど嬉しい効果が、早い時間に出るとなると「大きなメリット」と言わざるを得ないでしょう。

 

さらに、保険や高額医療制度で、これだけのメリットを得て月10万円もかからない人も多くいます。金銭面のメリットも大きいです。

 

予防をしても、これほどまでの大きな喜びや達成感は味わえないかもしれません。これは、治療をする上での大きなメリットになりますね。

 

治療(大病後)のデメリット

ただ・・。これらの喜びや達成感は、まず「大病をする」ということが前提となっています。もちろん、大病なんてしたいと思ってい人はいないはずです。

 

しかも、大病後治ったとしても「一生お薬とお付き合い」&「定期的な検査を毎月受ける」ということがセットになります。

 

そのため、先ほども書きましたが少なくとも毎年5万円は病院や薬局に払い続けないといけません。これはデメリットでしか無いです。

 

このお金を、子どもや孫の喜ぶ顔に変えられる可能性は多いにありますし、自分の大切な人にも使える可能性があるものが使えないので選択肢が消えしまいます。

 

そして、これが最大のデメリットだと感じるのですが、それが「再発のリスク」です。

 

一度大病にかかると「再発のリスク」を考えないといけません。人によってはかなり神経質になってしまうこともありそれだけでストレスがたまる人も少なくありません。

 

そう、精神衛生上にもデメリットは大きいのです。

 

いや「再発しても再度、病院で治療してもらえばいいんだろ!」とい方もいますが・・。確かに、それしか選択肢がないのでそうなのですがそれ以上に問題があります。

 

それが、再発をしたら初めより悪化している可能性が高いということです。最初の大病より「悪化」している人が多いのです。

 

それも、同時に治療のデメリットになります。予防が100%ではにように、薬もまた100%ではないとうことは知っておく必要があります。

 

まとめ

 

予防にも治療(大病後)にもメリットデメリットがあります。

 

それを知った上で、予防を意識した生活をするのか?治療をすればいいから予防はしない生活でいきます!と選択するかは自由です。

 

しかしこれまで、予防をしている人たちとも関わってきましたし、救急病棟で看護師として働いてい時は治療(大病後)をしている人たちとも関わってきました。

 

そのどちらも見ている僕としては、予防をしている人の方が「笑顔が多いな」って印象と「イキイキしているな」って印象を受けます。

 

そう考えると「笑顔があふれる、イキイキとした日本になればいいな」って気持ちが強いですので予防の選択をオススメします。

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ABOUTこの記事をかいた人

救急病棟看護師 日本抗加齢医学会認定指導士   毎年、救急患者を30,000人以上受け入れている救急病院で8年以上勤務。そこで40代〜50代の若くして亡くなるお母さんを数多く見てきた。残された子どもや、旦那さんが泣き叫んでいる姿を見ていく中で「この現状をどうにかしたい」と思い予防医学を学び始める。   現在では。日本加齢ストップメディカル協会を設立し、若くして亡くなる女性を「0」にするため日々、予防や健康についての話をしながら活動している。